ようやく衆院解散。よくもここまで引っ張ったもの。自民党政権の対応ぶりは太平洋戦争時の帝国軍部・政府によく似ています。「交渉するならどこかで一泡吹かせてからにしたい、あわよくば反転攻勢を……」などと考えているうちに、事態はどんどんのっぴきならぬ方向へ。揚げ句、沖縄戦の壊滅的敗北、原爆投下、ソ連参戦という道をたどるわけですが、自民党は今どのあたりでしょうね。
――というような趣旨で誰か何か書いていないからと思い検索すると、似たような比喩はポツポツ見つかるが「今どの辺か」という話はうまく見つからず。
思えば参院選がミッドウェーでしたか。もはや自分に戦況をコントロールする能力は無かったにもかかわらず、それに気づかず(あるいは気づかぬふりをしたまま)事態をただ悪化させていたわけです。このところポツポツと行われた地方選がサイパン、グアム、硫黄島など。重要度と負けっぷりから考えて、都議選が沖縄戦に相当しますか。
しかしソ連参戦などに当たる決定的な出来事は、まだこれからかもしれません。投票までの40日、何が起きることやら。