2015-01-01から1年間の記事一覧

なんでだろう

安倍政権が、有害でいいかげんな法案を、まともな議論もせずに通そうとするのはなんでだろう。 まあ、安倍晋三首相が訪米した時に約束してしまったから、というだけの話か、やはり。対米従属を一層深めた先にどんな未来があるのか、皆目見当がつかない。 中…

秀才たちの珍提案

さすがに賢い賢い財務省のお役人方は考えることが違う。消費税の負担軽減策として、マイナンバーカードをポイントカードの代わりに使うとの案。税率を10%に引き上げた後、食料品については2%分をポイントとして還付するという。食品を買いに行くたびに…

戦後70年談話

安倍晋三首相はこの談話でいったい何をしたかったのか。まあ、少なくとも外形的には、安倍首相は敗北を喫したのだと思う。歴史修正主義的な見解を極力抑え、過去の談話を踏襲すると改めて言わなければならなくなったのだから。今後も日本の要人は、大戦にま…

佐野研二郎氏のこと

2020年東京五輪のためにデザインしたエンブレムが、リエージュ劇場のものとよく似ていると言われたデザイナー。さらに、サントリーのオールフリーの景品用にデザインしたバッグがネットで拾ってきた素材の盗用だと言われて景品の一部を取り下げる事態に…

「運用の問題だ」

安保関連法案の賛成論者の書いたものを読んでいたところ、「法案自体には何の問題もない、運用の問題だ」と書いてあった。そう、まさしく運用に幅のあることが問題なので、それは運用の範囲を曖昧にしている法案の問題なのではなかろうか。 安保法制、賛成派…

強行採決

安倍政権によるうさんくさい安全保障関連法案の廃案を求めます。 政府はこの法案で実際に何をするつもりなのか全く説明していない。政府に軍事的なフリーハンドを与えるための法案に賛成することなどできない。国民の自由と平和のためには今回の安保法案は百…

御用マスコミ

自民党の議員さんは安保法制に関するマスコミの報道が気に入らないみたいだが、ちゃんと御用メディアがいるではないか。産経新聞とか読売新聞とか、今やNHKもそうだし、一部では日経も。だいたい今のマスコミは、そうした御用マスコミ以外も含め、首相との会…

大西英男衆院議員「マスコミを懲らしめるには、広告料収入がなくなるのが一番。政治家には言えないことで、安倍晋三首相も言えないことだが、不買運動じゃないが、日本を過つ企業に広告料を支払うなんてとんでもないと、経団連などに働きかけしてほしい」(…

国栄えて民滅ぶ

国栄えて民滅ぶ。どこぞの政党の議員さんが「憲法栄えて国滅ぶ」と言った由。憲法に不満があるか知らないが、統治の原則を踏み越えて栄える国では民が栄えることはない。民滅びれば国も滅ぼう。今の政権と与党は奇妙なニヒリズムに突き動かされているとしか…

老いること、そして義務の放棄

曽野綾子が産経新聞に書いたコラムがひどいと話題。確かにひどい。昔から独善的で偏ったものの見方をする人だったとは思うが、ここまでひどくはなかったのでは……「戒老録」とか、それなりに面白く読んだ気はする。やはり老いたのだろう。読むに値するものを…

リスクに耐性を

トルコの少数言語の研究者である小島剛一氏は、教鞭を執る地フランスから、申請をしてもいないのに永住権を賦与されたという(『漂流するトルコ』)。トルコとフランスを行き来する謎の外国人の行状を見極める目がフランスにはあったということだろう。よく…

その結末

後藤健二さんもイスラム国に殺されてしまった。ご冥福をお祈りします。 しかし、他人の死に絡めてみな言いたいことを言い出すのにはうんざりする。他人の行為にとやかく言い過ぎだ。 特に政治家はいただけない。自民党の偉いさんが後藤さんの行為について「…

何にせよ憂鬱な展開

前回書き込みをしてからだいぶ状況が変わった。事態の進展が早い。 今回の人質事件の処理について政府を批判する人もあるが、私はいくぶん政府に同情的だ。今回のことで日本の政府ができることは少なかった。まあ、人質事件になる以前に処理をしなかったこと…

このごろのこと

このところ起こっていることどもについての簡単なメモ。 ◎人質問題 日本人2人がイスラム国に処刑を警告され、身代金を請求されている。2億ドルとはふっかけたもので、真面目な交渉に応じる気があるのかは疑問。ジャーナリストの後藤健二さんは気の毒。軍事…

渚にて

今年最初の読書はネヴィル・シュート『渚にて』。北半球が核戦争で壊滅した後、放射性物質で人類が滅びるのを待ち受ける南半球はオーストラリアを舞台にした物語。ぎりぎりまで普通の生活を送ろうとする人々の姿は、おそらく私たち自身が同じ境遇に置かれた…

オリエント急行忠臣蔵

三谷幸喜版のドラマ「オリエント急行殺人事件」を見た。三谷幸喜の作品は古畑任三郎以外は面白く思えたことがないのだが、今回はどうでしたやら。 昭和初めの日本に舞台を移してはいるものの1夜目はほぼアガサ・クリスティの原作に忠実に。2夜目は事件に至…