原発全基停止

今日の泊3号機の定期検査入りによって、国内で稼働している原発は無くなります。良いこと、ではないだろうか。
経済界は再稼働をやかましく要求している。のど元過ぎれば何とやら、と揶揄されるわけだが、福島の事態は何も終了していないというのを承知で彼らも言っているのだろう。それでも会社が利益を出す方が大事だと。福島で水やら窒素やらを注入したり機材のメンテをしたりするためにどれだけの人が被ばくしようと関係ないから原発を動かせと。そういうのを何と言うのでしたか。金の亡者、ですか。
しかし本当のところ、「のど元過ぎれば……」なんて余裕はたぶん日本には無い。21世紀に入ってからに限っても、死者の出た被害地震は14度も起きている。大震災とその余震も含むので格別に回数が多くなってはいるが、それを抜きにしても、今の日本では2、3年に一度は大規模な地震が起きるのだ。日本の国土を守りたいなら再稼働はあきらめねばならない。まあ、何のかんのより目先の銭の方が大事、というのが日本の共通の認識だというなら何をかいわんやですが。